天賞堂のコラム
11.52019
「補聴器の雑音制御機能」について
補聴器Q&Aのコーナーです。
今回の質問は
「補聴器の雑音制御機能」についてです。
これまでにも雑音の調整について申し上げてきましたが、
最近の補聴器の雑音制御機能の向上についてレポートしたいと思います。
宮城県大崎市にある補聴器専門店の「天賞堂」です。
ありがたいことに口コミで大崎市をはじめ、登米市、栗原市含め
近隣から多数のお客様にお越しいただいております。
「補聴器」や「聞こえの相談」など、お困り、お悩みの場合は
お気軽にご相談ください。
近年の補聴器はデジタル化し、小型化だけでなく機能にも
大きな変化をもたらし、補聴器の大事な機能である
「雑音抑圧機能」が格段に進歩しました。
会議の記録をボイスレコーダーで録音したとき、
発言している人の声だけでなく、バサバサという資料の音や、
ペンを置く音、屋外を走る車の音まで録音され、
発言している人の声がうまく聞き取れないことがありますね。
これが雑音です。
人間の耳には、発言している人の声だけを聞き取り、
他の雑音はあまり聞き取らないようにする機能があります。
携帯電話の録音機能でも指向性マイクの性能が飛躍的に
向上していますが、それは本来人間の持っている聴力の指向性を、
より高めようとしたものです。
補聴器でも「今、話している人の声を正確にとらえること」や、
「人の声ではない音を抑制すること」などの機能を進歩させ、
人間の耳に限りなく近い聞こえ方をするように開発が進められています。
人は人と向かい合って話すことが多いため、
正面にいる人の音声を優先してとらえるようにする
指向性機能も重点的に向上させています。
加齢による難聴の場合には、耳の中の内耳よりも
奥に障害が発生するので、小さな音は聞こえにくいのですが、
逆に大きな音は大きく響いてすぎて不快に感じてしまいます。
このような難聴を感音難聴と言いますが、
この感音難聴を抑えるために補聴器は小さな音の増幅は十分に、
大きな音は音が大きすぎて不快にならないよう、
適度に抑えて増幅をする機能を持たせています。
さらに食器が割れる音など、突然起こる音を瞬時に感知し、
その音を和らげる制御機能も搭載されているのです。
当店では快適な聞こえのためにコンピュータを駆使し、
専門の技術者による入念なフィッティングで、
1人ひとりのお客さまの聞こえ方に最適な調整をしています。
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